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一概に鼻炎と言っても、アレルギー反応によるものもあれば、自律神経や物理的な鼻腔構造に問題がある
場合など、その原因は様々です。患者様が自覚する「鼻水」・「鼻づまり」・「くしゃみ」などの症状は同様でも、
医師の診察や検査がなければ判断ができない疾患も少なくありません。 第一段階
第二段階 最終段階
◇診察・検査
◇診断・治療 下記のデータは実際にアレジオ銀座クリニックに来院された患者様の統計です。
花粉症・アレルギー性鼻炎 特定の物質に対して体が過敏に反応してしまう状態がアレルギーです。アレルギー性鼻炎では、普段は ウイルスやごみなどの侵入を防いでいる鼻の中の粘膜が、過敏反応による炎症で腫れ、鼻水や鼻づまり、 くしゃみなどの症状が起こります。 特に植物の花粉が原因物質となって起こる症状を花粉症と呼び、 日本では約3000万人が発症する国民病として問題視されています。 ![]() 1人で複数の花粉アレルギーを持つ“多重花粉症” 「今年は花粉症の症状が出るのが早い」、「例年より花粉の飛散が長く続いているようだ」などといった声が、 近年、花粉症患者様からよく聞かれます。花粉症はスギ花粉によるものが一般的ですが、その他の植物 の花粉に対しても発症する可能性があり、前述のような悩みを持つ患者様は、スギ花粉以外にも複数の 種類の花粉アレルギーにかかってしまった“多重花粉症”とも呼べるケースです。“多重花粉症”になると、 症状が増大するだけでなく、植物によって花粉の飛散時期が異なるため症状が長期化します。
2009年5月に当クリニックの鼻炎専門外来を受診した患者様の血液検査を集計したところ、6割以上の方が複数の種類の花粉アレルギーで陽性でした。なかには、1月から12月まで、ほとんど年間を通して花粉症になっている患者様もいて、季節性の疾患であるにもかかわらず、症状が“通年性”と呼べるほど悪化しています。
鼻炎治療の重要性 なぜ、複数の花粉症にかかる人が増えているのでしょうか。花粉症は、原因となる花粉に体が過剰に反応
している状況で、外気の入口となる鼻粘膜は炎症を起こして腫れています。そのように粘膜が敏感になって
いる状態のままで生活を続けていると、アレルギー原因物質(花粉など)の影響をより強く受けることになり、
既存のアレルギーが悪化するだけでなく、他のアレルギー原因物質に対しても体が新たに抗体をつくって
しまい、更なるアレルギーにかかりやすくなるのです。 鼻炎の治療法 ■内科的治療 ■外科的治療 ◇切除手術 ◇レーザー手術 ◇高周波凝固手術 鼻粘膜の炎症を直接取り除く外科的治療は、即効性が高い反面、鼻粘膜が持つ生体のバリアー機能を 傷つけてしまう侵襲性が問題となっていました。このようなデメリットを解消したのが「粘膜注射療法」です。 鼻粘膜のバリアー機能が維持されるため、即効性・持続性・安全性の全ての面において優れた治療効果が 得られます。粘膜上皮を取り除く外科的治療よりも鼻炎が再発するまで の期間が長くなり、多くの場合は数年単位で効果が持続します。 花粉症・アレルギー性鼻炎についての書籍 花粉症・アレルギー性鼻炎や粘膜注射療法についてまとめた当クリニック院長・呉孟達の著書 『鼻すっきりの健康学』が、2010年に講談社から出版されています。鼻の機能・役割や生活の知識から、各種治療法のメリット・デメリットまで丁寧に解説しています。また、噂が一人歩きしがちな東洋医学や健康食品についても、専門医としての見地から実用的なアドバイスが盛り込まれています。花粉症・アレルギー性鼻炎の患者様が病気と向き合うための参考となれば幸いです。『鼻すっきりの健康学 花粉症に負けない知識と「粘膜一本注射療法」』
鼻水がのどに落ちる 「後鼻漏」 後鼻漏(こうびろう)は、鼻水がノドの方へ流れ落ちてくる症状です。右のチェックリストでひとつでも当てはまる場合、後鼻漏が疑われます。 成人の3割が後鼻漏の疑い 後鼻漏の症名は一般的にあまり知られていません。アレジオ銀座クリニックでは、後鼻漏の実態を把握するためにインターネットリサーチ会社による全国アンケート調査を実施しました。その結果、対象となった20歳〜69歳の一般男女500名のうち、上記4項目のいずれかに当てはまる人は152名に上り、全体の3割以上に後鼻漏の疑いがあることが分かりました。しかし、後鼻漏の症状を知っている人は全体のわずか2.2%と、 認知度は非常に低い結果でした。このことからも、後鼻漏と知らずに症状に苦しんでいる潜在的な患者様が 多数存在することが考えられます。 後鼻漏の症状と生活上の弊害 「鼻水がノドに流れる」と聞いても、後鼻漏のつらさは周囲にはなかなか理解されにくいものです。アレジオ銀座クリニックで重度の後鼻漏を治療した患者様(30代女性)にご自身の体験を語っていただきました。
10年以上前に後鼻漏の症状が出始めました。鼻水が朝から晩まで絶え間なくノドへ流れてきて、ひどく気分が
悪くなります。ノドへの刺激から、突然せき込むこともしばしばです。
人前では口から吐きだせないので数分おきにノドを鳴らして飲み込みますが、人と会ったり話したりすること にも消極的になります。特に食事のときは倍以上の量が流れ込んでむせやすくなるため、人との食事を避けて 誘いも断るようになっていました。 また、仰向けになると流れ込んでくる鼻水の量が増えるので、いつも横を向いて気道を確保しながら眠って いますが、それでもノドが苦しくて何度も目が覚めてしまい毎晩熟睡できません。
このように患者様の悩みは深刻で、重度の後鼻漏になるとQOL(生活の質)が著しく低下します。 後鼻漏の原因と治療 後鼻漏はノドの異常として自覚されることが多いのですが問題は鼻にあり、何らかの異常で大量に発生した鼻水が、鼻腔の構造や鼻水の発生位置などの理由によってノドの方へ流れ込んでいます。後鼻漏の症状を改善するためには、大量の鼻水を発生させている原因を治療することが第一です。原因となる疾患としてはアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)などが考えられますが、特にノドへ流れてくる鼻水が臭うようであれば
副鼻腔炎の可能性が高いでしょう。 粘膜注射療法の後鼻漏治療への適用
後鼻漏を引き起こす変性した粘膜を取り除くには、変性箇所を正確に突き止め、その部分のみを的確に
治療することが重要です。そのことから、鼻炎やイビキの低侵襲の最新治療として活用されていた「粘膜
注射療法」の適用が注目されています。粘膜注射療法は、注射による施術であるため治療箇所や治療
度合いを細かく調整可能であり、過剰に増殖した鼻腺をピンポイントで減らすことができます。
鼻炎の最新治療 「粘膜注射療法」 粘膜注射療法は、鼻炎を始めとする様々な耳鼻咽喉科疾患を対象にした最新治療です。鼻やノドの粘膜から炎症や肥大などの異常を直接取り除くことで速やかに効果が表れ、鼻炎でも数年程度の効果の持続が期待できます。その即効性・持続性の高さにも関わらず、従来の外科的治療のように粘膜を傷つけることがない侵襲性の低さが最大の特長です。副作用がないため、軽症から重症まで安心して適用できます。 治療対象となる主な疾患・症状
治療の仕組み (鼻炎の場合) 鼻の粘膜が炎症すると、粘膜内の鼻腺・血管・神経の反応によって鼻水・かゆみ・くしゃみなどの症状が現れ、 また、腫れた粘膜が鼻づまりを起こします。 鼻炎の治療は大きく分けて、薬で一時的に炎症を抑える内科的 治療と、レーザー焼灼や切除により炎症した粘膜を直接取り除く外科的治療です。外科的治療は即効性や 持続性が高い反面、鼻粘膜が本来持っている加温・加湿・除菌などの生理機能も損なわれてしまうため、 より重症の場合に適用されます。 ![]() 粘膜注射療法は、身体をバリアーする鼻粘膜のこれら生理機能を維持させたまま、症状を更に効果的に改善 する外科的治療です。炎症した鼻粘膜内にエタノールを主成分とする薬剤を注射し、その凝固作用により 粘膜を内側から収縮・減量します。鼻粘膜のバリアー機能が備わる粘膜上皮(表面)にはほとんどダメージを 与えず、余分な鼻腺・血管・神経がある鼻粘膜の下層部分のみを効率よく取り除くことが可能です。 また、鼻粘膜のバリアー機能が維持されるため、粘膜上皮を取り除く外科的治療よりも鼻炎が再発するまで の期間が長くなり、多くの場合は数年単位で効果が持続します。
実際の治療 粘膜注射療法は、特別な症例を除き、一度の施術で治療が完了します。局所麻酔と注射処置を行う数時間程度の手術で、入院の必要はありません。術後の痛みや出血もほとんどなく、身体的・精神的負担が少ないメリットがあります。 さらに詳しく知りたい方のために 粘膜注射療法の詳しい内容について、治療事例などを以下のwebサイトにまとめています。 また、当クリニック院長・呉孟達による著書『鼻すっきりの健康学』が2010年に講談社から出版されています。疾患のテーマは花粉症ですが、粘膜注射療法について詳細に解説しており、薬剤の作用や他の治療法との比較など、治療を検討する他の疾患の方にも参考にしていただける内容です。 『鼻すっきりの健康学 花粉症に負けない知識と「粘膜一本注射療法』 |
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